こんにちは、今回はボクシング初心者がスパーリングを出来るようになるにはどうすれば良いかについて書いていきます。
自分は20代後半で友人の紹介でボクシングを始めました。最初は運動不足の解消、ダイエット目的でボクシングをしてました。しかし、ボクシングをしていくうちにハマってしまい、スパーリングを週1~2回のペースで行うようになりました。
ボクシングを始めたいけど、初心者にはキツんじゃないか?って思う人の参考になればと思います。
ボクシング初心者がスパーリングを出来るようになるにはどうすればいい?
あくまでプロではなく、プロ志望者からの観点です。初心者から近い視点なので、初心者の人には参考になるかと思います。スパーリング(以下スパー)で必要なことは下記3点です。
スパー前に身につけおくべきこと3選!
- 基本的なオフェンスができる
- 基本的なディフェンスができる
- 3R連続で動けるスタミナがあること
それぞれ見ていきます。
基本的なオフェンスができること
基本的なオフェンスとは、①基本のパンチを自然に出せる、②3~5発のコンビネーションが打てることの2点です。
基本のパンチを自然に出せる
ジャブ、ストレート、フック、ボディが頭で考えずに自然に出せると良いです。
パンチの種類にアッパーもありますが、打つのが少し難しく近距離のショートアッパーしか打って無いです。
「ジャブってどうやって打つんだっけ?」、「ストレートからフックって習ってなかったけど、やって良いのかな?」のように考えてしまうようでは先に攻撃されます笑
またプロ並みのキレや速さ、クセの無さを求めると一生スパーができなくなります。むしろ、スパーをしてからの方が自分が直すべきところが多く発見できます。
野球の素振りのように、ポイントは抑えつつも自然にパンチが出るようになるのが理想です。
3~5発のコンビネーションが打てること
単発のジャブやストレートでは、相手の立場からすると避けやすく、打ち終わりの反撃もしやすいです。
そのため、ジャブ(左)→ストレート(右)→フック(左)や、ジャブ(左)→ジャブ(左)→ストレート(右)→フック(左)→ボディ(左)等のコンビネーションを打てるのが理想です。
基本的なディフェンスができること
具体的には①基本的なディフェンスアクションできること、②パンチの打ち終わりにディフェンスアクションができることの2点です。
個人的にはディフェンスがボクシングで一番大事だと思っています!!
ディフェンスが下手だと怪我をしてしまったり、練習できなかったり、次のスパーが組まれなかったりします。スパーではあまり聞かないですが、プロではパンチドランカーというのも聞きますね。。
極論オフェンスが下手でもディフェンスが上手ければ、怪我のリスクは少なく、継続的にスパーはできます。
①基本的なディフェンスアクションできること
基本的なディフェンスアクションはパーリング、ブロック、ダッキング、ウェービング、バックステップの5つにします。
スウェーはディフェンス失敗時のリスクが高く、攻撃への繋ぎが難しいので除外しました。
パンチが来た時にビビって硬直せず、いずれかのアクションができるようにしたいです。
スパーが初めての場合、怖いかもしれないけど全てのパンチを防ごうとするのはオススメしないです。そもそもディフェンスは難しく、ディフェンスに集中しすぎてパンチの手数が減ってしまうデメリットも出てきます。
重めのパンチのストレート、フック、アッパーはダメージが大きいのでディフェンスを心がけてますが、ジャブやボディのある程度もらってもしょうがないなって思っています。
②パンチの打ち終わりにディフェンスアクションができること
少し応用編だけど、打ち終わりのディフェンスも重要です。
打ち終わりのディフェンスは、マスボクシング(寸止めボクシング)やスパーなどの対人練習で発揮されるディフェンスです。シャドーボクシング、サンドバック打ちでは、自分がパンチを打たれることがないです。スパーを初めてした時に重要性を感じるものだと思います。
打ち終わりはアクションの切れ目なので、無防備になりやすいです。また意識してない時、角度からのパンチは、パンチを受ける覚悟も準備もできてないので、ダメージも大きくなります。
そのため、パンチ、コンビネーションの終わりに、ブロック、ダッキング、ウェービング、バックステップのいずれかをできるようにしたいですね。
3R連続で動けるスタミナがあること
上記でオフェンスとディフェンスについて書きました。そしてその二つを実行させるスタミナが必要です。
スタミナが尽きてしまうと攻撃ができない、棒立ちになり自分がサンドバックになってしまいます笑
スタミナは①筋持久力と②全身持久力に分かれます。
筋持久力
筋持久力は、両手のガードを顔の位置で維持させておく、足腰を低めの位置に維持させておくために必要な持久力です。スパー時につける14オンスグローブは約400グラムあります。最初は重く感じないですが、2、3Rをパンチを打ったり、ディフェンスをしたりしてると、後半にはグローブがとても重く感じガードが下がってしまいます。。
動き出しやすい姿勢は足腰が低い位置に維持しますが、これも数ラウンドを維持させるの持久筋力が必要になります。足腰が高い位置だとパンチが軽かったり、次のアクションに移すのに時間がかかります。
全身持久力
全身持久力は、長時間運動を続けるための持久力です。パンチを打ったり、ステップを踏んだりするためには、走り続けるような体力がいります。例えばシャドーボクシングや縄跳びを2,3R連続で休まずできるのが理想です。
まとめ
ボクシングの初心者がスパーをするために必要なことは、①基本的なオフェンスが出来ること、②基本的なディフェンスが出来ること、③2,3R連続で動けることの3つを挙げました。
あくまでスパーを始める際の基準です。相手を圧倒できる保証はありませんが、KOされたり、怪我をしたりすることは一度もないです。スパーリングをしてみたいけど、いつからはじめて良いか分からない人の基準にしてもらえればと思います!