今回はボクシングでスパーリング初心者がトレーナーから注意される注意される項目についてまとめました。
自分もまだスパーで思うような動きができないですが、下記のことはいつも注意して練習しています。
これの記事を読むとスパーリング初心者のやってしまいがちな項目について網羅できます。
ボクシングスパーリング 初心者から脱出チェック事項 7選!
①手数が少ない
②ガードが下がってしまう
③パンチの予備動作が大きい
④パンチを怖がってしまう
⑤フェイントが少ない
⑥パンチが単発で終わってしまう
⑦オフェンスとディフェンスが分かれている
①手数が少ない
相手の攻撃が怖くて相手のお見合い状態になってしまう、スタミナが無くなっているなど理由は複数あると思いますが、手が出てないと周りからは凄いマイナスイメージです。
相手を倒すがの前提の格闘技なので、手数が多いのは必須です。
もちろん相手にヒットする有効打が多いのが理想ですが、相手に入って来させないために遠い距離から打つジャブ、相手のガードを崩すためのガード上から打つパンチ、相手のガードを固定させるパンチ(顔周辺を狙っておき、相手のガードを顔周辺に意識させてボディをうつ)などの有効打を増やすために、下準備のパンチを増やしたいですね。
②ガードが下がってしまう
スパーリング時は、普段の練習時より重いグローブをつけるので体力が無くなってくるとガードが下がってしまいがちです。
ガードが下がってしまうとパンチをもらう可能性が増えて、パンチも予備動作が大きくなり攻撃に影響が出ます。
ガードが下がる理由として、①姿勢を維持する意識が無い、②筋持久力が無いの2点があげられます。
筋持久力の対策として、両手にそれぞれ1kgのダンベルを持って、ステップワークを数ラウンドこなしてました。
自分の場合、ダンベルを持つときはパンチを打たずにシャドーボクシング(ステップワーク、ボディワーク)をします。
ダンベルを持つ時は何故パンチをしないかというと、目的がガードの維持であること、腕を鍛えたいなら別のメニューで鍛えるからです。
また、ダンベルシャドーについてはパンチ力向上に繋がるか否かは賛否両論があります。(参考に栗原慶太さんの動画を掲載しますので見たい方はこちらから)
③パンチの予備動作が大きい
パンチの予備動作が大きいと、①相手に攻撃の意思が伝わりディフェンスされてしまう、②予備動作が大きい分攻撃に時間がかかってしまうなどのデメリットがあります。
シャドーボクシングでフォームチェックをする、ミット打ちの時にトレーナーに相談する、マスボクシングの相手に相談するなどの方法があります。
④パンチを怖がってしまう
パンチをもらうのは怖いですよね…
自分も先輩たちのスパーを見ているときは、この人達はなんでこんなこと痛いことをやっているだろうと思いました。
(スパーをやっている今でも時々思います笑)
初心者がパンチを怖がってしまうと、相手から目を逸らしたり、避けるのに必死で基本姿勢を崩して避けたりします。
そうなると、相手がどこにいるか分からなくなったり、基本姿勢では無いのでパンチが打てなくなったりして、相手にペースが握られてしまいます。
これについては慣れの部分が多いかもしれませんが、基本姿勢を崩さずバックステップで避けること、ストレートやフックなどの強めのパンチなどに絞って警戒するなどがいいかもしれません。
自分の場合は、多少辛くてもボディへの攻撃は腹で受け切る覚悟でいます…
腹を庇ってガードが下がった時、頭にパンチをもらった時の方がダメージが大きかったです。。
⑤フェイントが少ない
ガードの上から打つパンチも必要ですが、最終目的の相手を倒すためにはガードを外してから打つ必要があります。
初心者は相手のガードが崩れてないのに、真っ正直にパンチを打っていることが多いです。
フェイントは、目線をボディに向けてみたり、一度ステップインして反応をみたり、フックの予備動作を見せてみたり、色々な方法があります。
⑥攻撃が単発で終わってしまう
初心者は攻撃パターンが少なく、単発のジャブやワンツーなどのパターンに頼ってしまいがちです。
相手側からすると、単発だとのパンチ対応も簡単だし、一発のパンチでガードが崩すのは難しいです。
ジャブだけではなく、ジャブやスレートでガードを顔に意識させる、もしくは崩してから、ガードが空いている箇所にパンチを打ちたいです。最初の1~2発は当てるための準備で、3発から当てるのが目標です。
⑦オフェンスとディフェンスが分かれている
これは一番難しい項目かもしれません。
特に自分はパンチの打ち終わりを待ってしまう癖があり、オフェンスとディフェンスが分かれてしまいます。
パンチの打ち終わりはオフェンスのタイミングの一つですが、相手も警戒しているタイミングです。ヒット・アンド・アウェイを意識している相手には難しいです。
出来れば片方の手ではブロックして、もう片方はパンチの準備をしていたり、ボディーワークで避けながらパンチの準備をしているのが理想です。
もしくは、相打ち覚悟でも良いのでパンチの切れ目に反撃するのも有効的です。
自分はパンチを貰う覚悟をしてますが、相手はコンビネーションのパンチをするのに意識しているので、パンチが入れば相手の体勢が崩れるかもしれません。
オフェンス時はパンチを打つ時に、バックステップやダッキングの準備を同時に出来ている、片方の手はブロックしている、顎を引いている、などが理想です。