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マスボクシングはスパーリングに意味はない?

マスボクシングはスパーリングは意味はない?

自分はマスボクシングでは誉められるけど、スパーリングは下手です。

トレーナーから「マスボクシングに慣れている状態から抜け出す必要がある」と言われました。

マスボクシングでは動けるけど、スパーで思うように動けないことを悩んだことがあります。

しかし、マスボクシングとスパーリングの違いを考えてみると少しずつ動けるようになりました。

今回は「マスボクシングはスパーリングに意味はない練習なのか?」について書いていきます。

マスボクシングはスパーリングの関係性

結論は以下の通り

①マスボクシングは対人練習の入口にすぎない
②スパーリングでしか鍛えれないものが多い
③マスボクシングが下手で、スパーリングが上手い人はいない
④スパーリングはスパーリングで上手くなるのが近道

各項目について詳しく説明していきます。

マスボクシングは対人練習の入口部分にすぎない

最初はマスボクシングが上手くなれば、スパーも上手くなると思ってました。

しかし、マスボクシングは対人練習の入口であるのに対して、スパーリングは試合に限りなく近い練習です。

入り口の部分(マスボクシング)で上手くなっても、その先に多くの課題があります。

例えば、ストレートを打ち抜く、空振りしても身体がブレない、近距離での撃ち合いなど、マスボクシングでは必要としない技術がたくさんあります。
(マスボクシングでパンチを打ち抜く、近距離で撃ち合う人は嫌われます!)

スパーリングを上手になりたいのか、怪我の危険性を考慮してマスボクシングを極めたいのか、目標を再認識するのが必要です。

スパーリングでしか鍛えれないものが多い

マスボクシングで強打のラッシュをもらい、ガード一方になることはないです。
しかし、スパーリングは起きる可能性は高い!

何故なら やらなきゃ自分がやられるから

相手も怪我はしたくないし、倒すことが目的です。

マスボクシングでやらなきゃやられる状況はあり得ない。

相手が当てる気でパンチを打つから、試合の練習になります。

寸止めのパンチではブロックの練習、カウンターの練習にはなりません。

寸止めパンチに慣れると、スパーのパンチが怖くなり、思い通りに動けません。

また自分もパンチを打ち抜く、強打を打つことに慣れてないと、いざという時に強打を打てません。

それらが練習できるのがスパーリングです。

マスボクシングが下手で、スパーリングが上手いって人はいない

では、マスボクシングはスパーリングには必要無い練習なのか?ってことについて触れていきます。

自分が見てきてなかで、
マスボクシングが下手で、スパーリングが上手いって人はいません。

みんなマスボクシングができて、更にスパーリングで腕を磨いています!

寸止めパンチにディフェンスアクションが出来ないのに、スパーではディフェンスアクションが出来るわけありません。

寸止めのパンチが打てないのに、スパーでは強弱をつけたパンチを打てるわけはありません。

プロ試験を受けたい人であれば、マスボクシングを上手くなるのを目標にするのではなく、その先のスパーを上手くなるための練習方法としましょう。

マスボクシングのメリット

マスボクシングの特徴が具体的にわかるのは下記の動画です。

パンチの手数が多いです。
動画だけでは、時間やラウンド数が分からないけど、スパーや試合と手数が違います。

動画内の人もマスボクシングとスパーで、切り替えているはずです。

マスボクシングでは手数、ディフェンスの反応などが重視されます。

マスボクシングは
①手数を出す練習
②ガードを上げておく練習
③フェイントの練習
のように目的を持っていれば、役に立つ練習です。

最後に

マスボクシングは悪い練習方法でないと思っています。

実践でも手数は重要視されますし、自分がどんな動きをすれば反応するかフェイントや駆け引きの練習にもなります。

しかし、ボクシングは格闘技なので相手にどうやってダメージを与えるかを意識していかないといけません。

いざという時に力のこもったパンチが打てるようにスパーなどで打てる感覚を覚えたいですね。

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